今日は労働法関係の話題です。

当事務所では学校法人の法律顧問をたくさんやってまして、いろんな法律相談をお受けしています。
ほんとにいろんな相談があるのですが、その中でも特に件数が多いのが、人事・労務関係のご相談です。
私学法改正の影響でガバナンス関係のご相談も増えたので、最近ではこの2つがツートップです。

で、6月~7月にかけて「春闘」の団体交渉のお話をちょいちょい伺います。
ベースアップなどが主な議題で、毎年定例の団体交渉ですね。


・・・「春」ってなんだろう?


民間企業だと、1月下旬~2月にかけて春闘の申入書が出てきて、3月に妥結というのがよくあるスケジュールです。
冬から始まってる気がしなくもないですが、旧暦でいえば、1月~3月は間違いなく春ですね。
3月に妥結すれば、4月からの昇給に間に合うので、年度の区切りとも一致します。

私学界隈では、5月~6月ぐらいに春闘の申入書が出てきて、ちょうど今ぐらいに団体交渉&妥結というのがよくあるスケジュールらしいです。
5月はいいのですが、6月~7月を春というのは少々無理があるような気がしなくもなく。
特に今年は、5月~6月には既に最高気温30℃超の真夏日でしたし。

ちなみに、妥結しなかったら、翌年度まで持ち越すことがあるという噂もちらほら聞きます。
団体交渉では、昨年度とか一昨年度の春闘の続きをした後で、今年の春闘の話をすることになるとかならないとか。

きっと、人生はずっと青春だ、ということなのでしょう。



執筆:弁護士 小國隆輔


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判型:A5判 ページ数:720頁
発刊年月:2024年5月刊



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小國隆輔
日本加除出版
2024-06-04



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